確実に私のもの。
よくあることなのだが、人が羨ましく思える。
自分はみじめで、何もないと思う。
仕事をしてお金を稼いでいるわけでもない。
揺るぎない技術をもっている職人さんとか、あこがれるなぁ。そんな人にはなれないけど。
話しはかわるけど、「マツコの知らない世界」の撮り溜めたのを見ていた。
コケ、電柱、室外機、エスカレーター、落とし物‥の “世界”
みんな、多くの人がじっくり見ないものたち。
でも自分は気付いて、面白がれる。美しいと思う。その小さな誇りというか、喜びが出演していた人たちに共通していた。
何かすごいことを成し遂げたとか、他の人ができない技術とか大きいことではなくて、日々の喜びってのはこういうささやかで静かなことの中にあるんじゃないかな。
私にも、いいなぁ、美しいなぁ、かわいいなぁ、という“世界” は確実にある。
それでいいんじゃないかしら。