アサーティブなコミュニケーション
どうやったら人に自分の気持ちや要求を気持ちよく伝えられるだろう。
そういう本を今読んでいて、感心することしきりである。
『心が軽くなる!気持ちのいい伝え方』
森田 汐生
日本人は、大まかに言って「察する」ことを求め、自分もそうやっている。
それで問題なく人間関係が運べばいいのだが、そうはいかないことが多い。
自分の思う「察する」と、相手の思う「察する」は違うこともある。
そして、世間が、他人が、自分の思うようにならないと、腹を立てる。愚痴を言う。
だけどちょっと待てよ、その不満な事を相手に伝えてみた?表現してみた?(それを自分も相手も気持ち良い方法で)
伝えないで相手を責めるだけでは、何にもならない。何の進展もない。誰も得しない。人間関係もうまくいかない。
そういう状況がたくさんあるのではないか。
例えばよくあるのが、「ノーと言えない」場合。なぜノーと言えないのか、著書いわく、
「『断ってはいけない』という思い込み、自分の気持ちを決められないこと、そして、『ノー』の気持ちははっきりしているのに、その伝え方がわからないというスキルの問題です。」
なるほど…こういう理由があるのか。
表現の方法、その表現をする時の心持ちはどうすればいいか、をもっと学んでいって、少しずつでもやっていく必要があるんだな。
自分を大切にしつつ、相手も大切にしたコミュニケーション。
自分を否定せず、相手も否定しないコミュニケーション。
逆にそういうコミュニケーションができさえすれば、人間関係のかなりの部分の問題が解決する気がする。