母の3年目の命日に思うこと。
去年の同じ時期の自分の記事を見てみませんかという、このブログからのお知らせで、一年前の文章を読んでみた。
自分の気持ち、考え方って、1年でもだいぶガラッと変わるもんだなと思った。
1年前、つまり母が亡くなって2年経った頃。
その時は母が恋しくて、まだ、母に認められたくて、もがいていた。いつも何かに追われていて、余裕がなくて、他人や世間やあらゆるものから認められたくて必死だった。
その数ヶ月後、夫から別れたい旨の話をされた。
いろいろ苦しかった。よく、この期間を過ごしてきたと思う。
けど、今年に入ってから夫のしてくれた事を洗いざらい書き出していくうちに、私は夫が好きなんだと再認識した。意識するとそうなれるもんだと気付いた。
昨日や今朝も夫の気持ちが変わってないらしいことに対してすごく悲しくて苦しかったけど、頼れる人にメールして、半日過ごす中で、
「夫の気持ちばかりを頼みにせず、自分には夫が好きだという信念のようなものを大切にすればいいんだ」
と、気持ちが切り替わった。これは、一つの強さなのかもしれない。
そんなふうに思えた母の命日だった。
母が漬けた梅酒から出した梅を、ずっと冷蔵庫に入れて捨てられずにいたけど、
「母を思う気持ちと、私の生き方は別でいい」
と思えたことで、捨てる決心が付いた。
可愛い袋に入れて、さよならしようと思う。
「ありがとう。お母さんは本当によくがんばったよね。本当にお疲れ様。」
という言葉とともに。