HSPをケアする

子育て中のHSP、しんどいです。敏感な人の居場所。

フォーカシングで本音を知る。

数年前から、カウンセラーさんとのセッションで行った「フォーカシング」というものを、自分でも時々やっている。

臨床心理学者のユージン・ジェンドリンにより明らかにされた、心理療法の1つ。

 

フォーカシングとはどんなものかというと。

体の感覚、(例えば胸あたりのモヤモヤや、のどに詰まった鉛のようなもの)に焦点をあて(フォーカスする)、それに名前を付け、その感覚をよく感じてみる。そうすると、怒りや悲しみの感情がでてきたり、嫌だった記憶、自分が本当に思っていることなどが浮かんでくることがあります。

 

それを温かい眼差しで受け止め、一緒に感じると、その感覚が解消されたり、自分の状態に気づいたりします。何も変化がないこともありますが、自分の感覚を感じることを少しずつやっていけばいいです。

 

何もする気力が起きないけれど、寝ていてできるので、やってみました。

私は、最近みぞおちのあたりに鉛のような重いものが沈んでいました。

 

昨日、それを感じながら、「鉛さん、何でも正直に言いたいことを言っていいんだよ」と声に出して言いました。

 

すると、「どうせ無理なんでしょ」という言葉が頭に浮かんで、びっくりしました。

 

「正直にと言うけど、何を言ってもどうせ押さえつけられて無理なんでしょ」

 

これは、私が子どもの時から特に母親に感じていた感情でした。母は自分の信念に沿わない事に対してとても厳しく叱りました。

 

私は最近、自分を自由にさせよう、自分の心地よさを優先させようと思ってきたのに、心の奥底にはまだ、「どうせ無理」というあきらめや虚しさがあったんだと気付きました。

 

これから、またゆっくりと「どうせ君」や「無理ちゃん」と話していこうと思います。

 

自分で自分に声をかけたりするのは結構恥ずかしいし、抵抗があるのですが、声を出すことで耳から言葉が入り、より認識できると感じました。