離婚について
「今後の僕たちのことについて考えたい」と離婚話を突きつけられてから半年たらず。
まだ、納得が行ってなかった。なんでそんなこと言い出すのかと。時間が経つにつれ、もし離婚したらということも少し冷静に考えれるようにはなったが、やっぱり怒りが湧いてくる。
別居している今も、もっと話し合いたい、なんで別れたいというのかちゃんと説明してもらいたい、という気持ちが強かった。怒りの気持ちがずっとあった。
けれども今日、やっと腑に落ちる感覚がやってきた。
仕事でパソコンに向かっている時、ふと夫の無邪気な、朗らかな雰囲気を思い出した。そんな夫の良さを、私は出せないように萎縮させてしまっていたんだと思った。悔しかった。もうそんな夫の姿を私は見られないのかと思うとすごく悲しかった。
夫は離婚の話を初めてした時、理由を「性格の不一致」と言った。「はぁ?」と思った。そんなよくある理由で逃げて乗り切ろうとしてるわけ?と。でも今日それが分かった気がした。
私が結婚以来イライラしたり、怒ったりして、彼を傷つけて、私の顔色を見るようにさせてしまったこと。
そして私の正論を突きつける態度に、彼の逃げ場を作らず追い詰めてしまったこと。
私はほんとに彼に申し訳ないことをした。
仕事中だけど涙が出た。
でも、それだけ?全部私が悪いの?
じゃあ私がイライラしたり怒ったりしなかったら良かったの?
でもそんなの聖人になるのは無理。結婚してからいろいろありすぎた。気持ちに余裕がなかった。私がそうなったのも仕方ない。そして、反省はもちろん必要だけど、私の性質は性質だし。
その時、受け流したり、できるだけ傷が付かないようにしたり、怒ったりして自分を表現したりっていうのが彼はできない人だったんだ。繊細ゆえに。溜め込んで、我慢して、傷付いてないふりをして。
私が悪い。それはそうだと思う。
彼は私が悪いとは言わなかった。「ただ性格の不一致」だと。それは彼の優しさかもしれない。
こんな話はあれだけど、今日こんなことを思った時、過去に会った人で、私が好きになりそうなタイプの人が思い浮かんだ。その人は既婚者だけど。こんな人とだったらいいのにと思った。落ち着いていて、心に余裕がある穏やかな人。私がイライラしても、受け流すか受け止められる人。自分の気持ちを表現して話し合える人。ワガママだけど、そんな人いるのかとも思うけど自分の求めていることがわかった。もちろん、自分もそういう風に成長していかなきゃだけど。
今までは、お互いの存在が、お互いを自分らしく過ごせないようにしてたってこと。とにかく、2人とも心に余裕がなさすぎた。
離婚って結婚生活の挫折、失敗って考えるとキツイけど、それぞれが「自分らしく生きられるようになる」ためにするって言ったらいいんじゃないか。
それに、失敗があるからわかることがあるし、次に進めるんだよね。
なんか、そんなことを色々と思ったら、半年ぶりに少しスッキリした。
夫にも素直に申し訳ないと思えたし、離婚してもいいと思った。
まだこの先どうなるかわからないけど、心の納得感というのが得られたというのが、大きな前進。
今日の気持ちを自分が忘れないように、思ったままに書きました。