HSPのつらいところ【抑圧編】
繊細な人は、しんどくなってしまいがちです。
なぜそうなってしまうのか。
しんどくてつらいので、その心の仕組みを私は考え続けていました。
最近、自らもHSPで苦しんできたカウンセラーさんの本を読みました。
西川佳宏
『ダメ人間の終わり』
私にとってとてもよい本でした。
その本にヒントを得て考えたことです。
繊細な人が結果的に弱くなってしまう理由は?
嫌な感情を感じやすい
そして、その感情の解消法も知らない
↓
「避ける」か「隠す(抑圧して感じないようにする)」
↓
感情をため込む
↓
感情が大きくなり、余計に辛くなる
という感じです。
本の中に、名言と思う文章がありました。
「メンタルが強い人は、強靭な精神を持っている人ではありません。苦しむ事を受け入れて苦しみをきちんと感じることを受け入れた人です。」
私はずいぶん長い間メンタルが強い人とは、文字通り「何があっても負けない強い人」と思っていました。でも違ったんですよね。
「強くなければいけない」と思い、弱さや繊細さを封印してがんばって、燃え尽きる事を繰り返してきました。
繊細な人は嫌な感情の抑圧がめちゃくちゃうまくなってしまうんですね。
平気なフリをしたり、自分でも傷ついた事がわからないこともある。
私は、弱みを見せたら終わりぐらいに思っていました。学生時代や20代は明るく社交的で悩みなんて無い人と思われていました。
でもギャップがあるので心の奥でしんどさが渦巻いています。そして時々メンタルがダウンしてしまっていました。なぜそうなるのか、全然わかりませんでした。
でも今思うと、それは無理があったよな〜と理解できます。
「感情をコントロールする」ってよくききますよね。その意味は「感情的にならずにうまく支配する」ようなイメージです。
でも感情を押さえつけてその場をとりつくろうだけの「コントロール」は、後でしんどいことになるってことです。
本の中で、では繊細な人がどうしたら自分の感情を適切に扱えるのかも、具体的な事が書いてありとても参考になりました。
次回に書きます。