「嫌われたくない」と「ありのままでいたい」の葛藤
この間、唯一といっていいママ友がランチに誘ってくれ、お互いの近況をあーだこーだ話していた。ある話題になった時、私は思わず「そりゃぁだめだわ〜」と、ママ友をダメ出しした。まぁ世間話の中での発言だけど、後になってなんでそんな事言っちゃったかなぁ〜とモヤモヤ。
自分だって、同じ状況になったら同じようなことをしてしまうだろう。だのに、なんでそんな上から物を言っちゃったのかなぁ。
そのママ友は性格的にそこまで気にするほうではないけど、言ってしまった自分が恥ずかしい。
帰ってから、そのモヤモヤに付き合ってみた。
ーどうしてそんな事言ったんだろう?
…その人にはかなり親しいし、心をひらいているから。そんなに気を遣いたくなかった。
ーでも、そのあとモヤモヤしちゃったんだよね。
…うん…、嫌われたくなかったんだと思う。
ーそうだよね、嫌われたくはないよね。
…うん、それと、仲は良いけど、何か自分が上に立ちたいという気持ちもあるんだよね。自分は正しいって思いたい、自分を認めたいっていう気持ちも。
ーそうか〜仲が良くても、そういう気持ちが湧いてくる事、あるよね。他にはある?
…うん、その人のお家は、うちよりもお金があって、いろんなところを旅行したり、子どもに色々習い事させたりして、うらやましいって、思う事が多い。普段はあんまりうらやましいって思わないようにしているけど。
ーそっか、うらやましいって思うんだね。でも、感じないようにもしてるんだね。やっぱり、うらやましいって思うと苦しい?
…うん、なんか自分がみじめっていうか…自分が能力がないような気持ちになる。
ーそっか〜ちょっと自信をなくしちゃう感じなのかな。
…うんそんな感じ。
ーそうなんだね。
そういう感じで話してみた。
「ありのままでいたい」けど「嫌われたくない」という葛藤
「うらやましい」
「みじめだ」
「自信をなくしてしまう」
こういう感情が出てきた。
その感情にそれぞれに「そうだよね」と肯定していった。
そして、最後は「私を守ろうとしてくれたんだね、ありがとう。」とつぶやいた。
すると、少しモヤが消えていったような感じがした。「自分の嫌な感情も、意味があるんだ。そう思っていいんだ。」と思えたからだと思う。
こういう風に、感情を丁寧に扱って、ケアをしていく。
ケアした分だけ、楽になっていける。