私の中にある暗黒

ある日、「仕事」の事を思って憂うつになっていた。

すると、「できない」という言葉が浮かんできて、強い絶望感が湧いた。

私の胸のあたりに渦を巻いたブラックホールがあって、暗黒へ引きずり込まれるような感覚。ものすごく怖い。

…私は、いろんな事で「できない」という事がすこく怖いんだ…ということがわかった。

小学校のいろんな場面が思い出された。

リレーで前を走っている同級生をわざと突き飛ばして自分が前にいったこと。クラブで編み物をすることになったけどできなくて、結局親に買ってもらった編むおもちゃで、さも自分が作ったように提出したこと。自分よりできる子に嫉妬して、なんとしても人より秀でようとしていたこと。

…なんかね。何とも言えない気分になる。

何でそこまでしないといけなかった？

私のなかでの「できない」は、大物級のようだ。それが頭に浮かぶと、苦しくなる。

自分の存在が消えてしまう！というぐらいの恐怖。

怖さ、みじめさ、孤独感…そんなのを引っくるめた泥だんごのような真っ黒なものが胸にあるのを感じる。

そこまでの恐怖は受け入れられないから、その怖さから逃げるように、対処し続けてきた。子どもの頃から、ずっと今まで。もちろん、「できなくてもいい」なんて思えなかった。

…

それを感じていく時が来たみたい。

引きずられそうになる時は、いったん休む。

今日は行けそうだ、苦しい感情でも付き合えそうだという日は、味わっていこうと思う。

苦しくて、すぐにどうにかしたい！と思ってしまうのが私の性質。

「できないという恐怖」をどうにかできない、って、また"できないループ"にはまらないように…笑　

しんどい感情を「否定せず観察」していく。

少しずつね。