HSPのつらいところ【意味付け編】
人の特質に、良いも悪いもない。
でもそれぞれの価値観によって、ネガティブな評価や、ポジティブな評価がつきまとう。
社会に生きている限り、それがついてくるのは当たり前だし仕方がない部分がある。
HSPの「繊細さ」も、ネガティブなとらえ方だと、
「優柔不断」「傷つきやすい」「人の目を気にする」など。
ポジティブなとらえ方だと、
「慎重」「思いやりがある」「優しい」などがある。
私は自分の繊細さを肯定していきたいと思っている。でも、まだ難しいことも多い。
繊細な人は「思慮深い」と思う。物事を深く考える。それはとてもいい特質であり、ささいな物事にもその「意味」に気づけたりする。
と同時に、私が思ったのは、いろいろな事に意味を持たせすぎて、「頭が忙しい」状態になりがちという事だ。ぐるぐるいつも考えている状態になる傾向が強いのではないかな。
例えばすれ違った近所の人にあいさつをした時、顔が笑顔でなかったら、「機嫌が悪いのかな」とか「この人、こんな人なのかな」とかと瞬時に思う。
普段生活していても「人生とは…」とすごく大きいことをよく考えてしまう。
それはそれでいいのかもしれない。
けれど、頭が忙しすぎるとしんどくなっちゃう。
また、「がばいばぁちゃん」の話になるが、
こんな話があった。
ばぁちゃんの家に来た男性は「自分探し」をしていて、なかなか働こうとしない。
そんな人にばぁちゃんはこう言う。
「仕事なんて、人生の暇つぶしと思えばいい」
仕事が生きがいの人もいる。それも間違ってはいない。
けれども、意味を考えすぎてしまうのも、しんどいし身動きがとれない事もある。
繊細で思慮深い人たちは、時々頭をフラットにする時間をとるのがいいと思う。
自然を見てぼーっとする。
体の声に耳を傾ける。
しんどい時は休む。
本来、五感が敏感だから、頭を少し休めて、五感が心地よい事に身をまかそう。
えらそうに言ってますが、これ、全部じぶんに言いきかせています。